世界観について
 日本が内戦によって東西に分裂し、200年後の世界。西側は京都を中心とした小国(企業城下町)からなる連合体。ニンゲンが多数を占める。東側は社会権重視の共同体。基本的に平等の原則があるのでニンゲンが多数を占めつつも、西側よりは獣人が多い。西側では九州や中京で工業製品などの二次産業を東側では農林水産等の一次産業が主な生産品である。両者には直接の交易は無いが、間に挟まれている自由都市東京を介して物流が行われる。
その西側の中にある企業城下町の浜名湖自治区は西側の領地内にありながら、人口の九割が獣人のうえ社会権重視で東側との関係も深いので周りの都市から、特に名古屋市からは非常に警戒されている。その為、名古屋と浜名湖の境界線に警備隊が常駐し非武装地帯も設けられている。
この世界の住人について
 この世界に住む人型獣(以下獣人)は200年前の内戦を終結させる為の戦力として、又その後の労働力として製造された人造人間である。 初期は人とは認められずに被差別者階級にいたが、多産な為に急速に数を増やし80年後の『浜松暴動』によって権利を獲得した。今ではニンゲンを駆逐しつつある。タイプとしては、犬型・狐型・猫型・虎型・豹型・兎型・馬型・牛型・ハイエナ型等がある。様々な型があるのは、労働用や愛玩用等のそれぞれの目的の為に製造された為。
違う型同士では子孫を残すことは出来ないので、特殊な婚姻関係を結ぶ事が出来る。特殊な婚姻関係とは、違う型の夫婦でその夫婦のうちどちらかと同じ型で、なおかつ全員の同意がある場合にのみ重婚が認められる。又、非常に費用が掛かるが、双方どちらかの遺伝子を書き換えた上で人工受精させる方法がある。
体毛の違いは、なるべく遺伝子の多様性を持たせる為。一般に白色のほうが人気が高いらしい。
犬型狐型猫型虎型豹型兎型馬型牛型ハイエナ型
毛の色白/灰/茶濃/淡白/黒/灰ダビ/三毛白/黄黒/黄白/茶白/黒/茶/縞茶/斑
毛の長さ長/短長/短
性別の有無